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2012年11月号-2 |
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サ高住「関係者団体で事業者の格付けも」 |
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〜厚労省・深澤課長が講演 |
厚生労働省老健局高齢者支援課の深澤典宏課長は19日、日赤振興会が主催する講習会「サービス付き高齢者向け住宅の現状と課題」で基調講演した。深澤課長は、昨年10月に創設されたサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)が、月内にも8万戸を突破する見込みだと指摘。今後、適切なサービス提供や情報提供を実現・維持するためには、「関係者団体が、事業者を格付けする取り組みも必要」と述べた。 深澤課長は、要介護認定を受けた高齢者の約8割が在宅で介護を受けている一方、持ち家率は低下しているなど、高齢者の住居をめぐる現状を説明。「在宅の高齢者に対するケアをどうしていくかが、大きな課題」と述べた。その上で、サ高住や有料老人ホーム、認知症高齢者グループホームなどについて、「今後、増やしていかなければならないサービス」と改めて強調した。 また、サ高住の仕様やサービスの内容などの情報については、インターネット上で参照できるシステムがあるものの、そのシステムだけで利用者への情報提供が十分担保されているとは言い切れないと指摘。「登録しているサービス内容がきちんと提供されているのか。それをどういうふうに担保するのか。場合によっては、関係者団体が(サ高住の事業者に)自ら格付けを行うといったことも必要」と述べた。 |
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2012年11月号-1 |
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有料老人ホームの入居率、6年連続増 |
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〜厚労省調査 |
厚生労働省は、「2011年社会福祉施設等調査の概況」を公表した。それによると、11年の全国の有料老人ホームの入居率は83.3%で、前年(10年)調査の82.6%から0.7ポイント上昇した。入居率増は6年連続。 調査は、昨年10月1日に実施された。それによると、11年の全国の有料老人ホームの数は4640施設で、前年の4144施設から496施設増えた。定員数は21万6174人(前年比2万202人増)、在所者数は17万9505人(同1万7880人増)だった。常勤換算での従事者数は9万439人(同8274人増)となった。 調査は、全国の社会福祉施設などの数や在所者、従事者の状況を把握するために毎年10月1日に実施している。対象施設のうち、高齢者に関連する施設は、養護老人ホームや有料老人ホームなど。特別養護老人ホームや老人保健施設などは含まれない。 |
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